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歯列矯正を始めてからの歯磨きに苦労していませんか?特にワイヤー矯正のあなた。
- 矯正前の歯磨きのやり方ではうまく磨けない
- 矯正装置にあらゆる食べ物が詰まる
- 歯の着色が目立つ
ワイヤー矯正3年半の私が使用しているグッズをご紹介します。長年の矯正ライフにより、使いやすいものだけが生き残りました。
後半に紹介する「歯磨きのコツ」もチェックしてみてください。歯磨きと誠実に向き合うことで、矯正医から「歯磨き頑張ってくれていますね!」とお褒めの言葉をいただいております。
サボると口臭や歯肉炎の原因になりますし、虫歯の危険性がぐっと上がりますよね。
ワイヤー矯正中に虫歯になると、場所によっては装置を取り外してからの虫歯治療になる場合もあります。
眠い目をこすって歯磨きする日々、正直しんどいです。
しかし、数年後のきれいな歯並びを想像して、小さな面倒を乗り越えましょう!
あなたが通院している矯正歯科でも磨き方やおすすめグッズを教えてもらえると思いますので、ぜひ比較してみてください。
それではどうぞ!
1. 歯列矯正中に毎日使うグッズ5選
「毎日そんなに使うのか……」と面倒くささに拍車をかけていたらごめんなさい。
それでも紹介したい、何度もリピートしている精鋭たちです。
1-1. 歯ブラシ
矯正用の少し特殊な歯ブラシと、いわゆる普通の歯ブラシの2つを使います。
矯正装置と歯の間(ブラケットの上下)を磨く歯ブラシです。ブラシの先がU字型・山型・2列型などありますが、私は矯正医に勧められた山型を使っています。
ワイヤー矯正をしていると、装置と歯の間や装置のくぼみに食べ物が残りやすいです。
どこにいたの!?と言ってしまう、ほうれん草の小さなカスとか、青のりとか……
少しブラシが硬めなので、歯と歯ぐきの境目を磨くには刺激が強いです。歯の全体を磨くときはやわらかめの歯ブラシをおすすめします。
奥歯や歯の裏側、歯と歯ぐきの境目など全体を磨くときに使っています。矯正用歯ブラシで装置の周りを磨いたあとですね。
歯の全体を磨くには矯正用歯ブラシでは痛いと感じます。
いくつか試した結果ルシェロのピセラを使っています。歯が大好きな歯科助手の友人のおすすめなので、間違いないかと。
Sの「やわらかめ」がいいです。
ちなみに、ブラシがブラケットに引っかかりすぐ毛先が広がりるで消耗が激しいです。2~3週間くらいで交換するので歯ブラシの購入頻度はあがります。お気に入りが見つかったらまとめ買いで安く済ませましょう!
さらに歯ぐきにやさしい歯ブラシを探していて見つけたこちら。ふわふわで気持ちいい!
お高めですが、歯ぐきを労りたいときにおすすめです。ヘッドの大きさが、レギュラー・コンパクト・スーパーコンパクトの3種類ありますのでお好みでどうぞ。
1-2. ワンタフトブラシ
部分磨き用の歯ブラシです。ブラケットの左右(ブラケット同士の間)や歯の裏面を磨くときに使っています。
先が三角なので細かい箇所まで磨きやすいです。
最初は「やわらかめ」を使っていましたが、歯と歯ぐき間に使わないようにして「ふつう」を買うことが増えました。
1-3. デンタルフロス
これは矯正していなくても必需品。歯と歯の間は歯ブラシでは磨ききれません。
さらにワイヤー矯正をしていると歯ブラシが当たりにくい箇所が増えるので、思っている以上に歯垢が残ります。
毎食後にフロスを通せるといいのですが時間がかかる(私はめんどくさいが勝ちます)ので、せめて夜はフロス頑張りましょう!
このフロアフロスは、糸がコーティングされていないので歯垢の絡みがいいのがグッドポイント。
コツは、歯の左右の歯垢を取るようにすることです。
すっと通すだけではなく、歯の左右の側面に沿わせてなぞるようにフロスを上下させましょう。
フロスを通すのは慣れると難しくないのですが、うまく通せないときは持ち手付きのフロスを使ってみてください。
1-4. 歯磨き粉
基本は2つを使い分けしています。
フッ素配合高配合、研磨剤・発泡剤無配合で、歯磨き粉の味があまりないところも気に入っています。
ジェル状で泡立ちがなく、きちんと歯を見ながら磨きたいワイヤー矯正中にはもってこいです。
もともと知覚過敏があるので、ホワイトニング効果がありつつも研磨剤不使用のものを使っています。
私はコーヒーやルイボスティーなど着色しやすい飲み物が大好きなので、どうしても黄ばみやすいです。
しかし、ワイヤー矯正中はオフィスホワイトニングやホームホワイトニングができません。
矯正装置を外したあとにオフィスホワイトニングをしっかりやるつもりですが、それまで少しでも黄ばみを抑えたい!
5種類ほど使ってみましたが、アパガードがいちばん着色汚れを抑えてくれるように感じます。「たかが歯磨き粉に!」という価格ですが、50gはもう少し安いので探してみてください。
すぐに歯磨きできない場合、少しでも着色を防ぐためには、一緒に水を飲むことをおすすめします。
色素を流すようにして歯に付着する時間を短くしましょう。
1-5. フッ素
フッ素が配合されている歯磨き粉を使っていますが、単体でも取り入れています。
フッ素はできるだけ洗い流さないことが重要です。歯磨き粉やジェルを塗るよりも、口をゆすぐ必要のないうがい薬タイプがよさそうです。
フッ素は歯磨きをしたあとも歯や粘膜などに残り、少しずつ唾液と混ざり合って口の中で効果を発揮します。だからこそ、フッ素は長く留めることが大切です。
フッ素を”長く残す”習慣を!LION
近くのドラッグストアで取り扱いがなくなってしまうほどマイナー商品のようです。悲しい。
寝る前にフッ素を取り入れ、虫歯予防に励みましょう!
2. 歯列矯正中に便利なグッズ2選
日常的には使っていませんが、あると便利なグッズです。
2-1. 歯間ブラシ
矯正関係なく使っている人も多いですね。歯のすき間掃除で使うグッズです。
私の使い方は「歯ブラシを使うほどではない、もしくは歯ブラシ持ってくるのを忘れたときに、ちょいちょいっと歯に詰まったものを取る用」です。
お掃除してる感が出るので歯のすき間に使っていた時期がありました。
しかし私の担当の矯正医は「すき間に使うのはおすすめしない」とのこと。理由は以下です。
- 歯ぐきへの刺激が強い
- 細いものでも歯のすき間に使うには太い
歯ぐきに刺激を与えすぎると、歯ぐきが下がってきます。
ブラックトライアングルが気になる場合は、歯のすき間に使うのは控えたほうがよさそうです。
2-2. デンタルミラー
歯の裏側や奥歯など正面から見えない箇所を磨きたいときに便利です。
矯正を始めたばかりのときは歯並びがガタガタだったので、細かいところまで見ながら磨く日を週1回くらいで作っていました。
「矯正しながらの虫歯治療は面倒だ」という話におびえているので必死……
今は歯の裏側を見たいときに使う程度です。安すぎるとミラー部分が簡易的でゆがみが大きく見にくいです。500~600円くらいのものでいいでしょう。
3. 歯磨きのコツ5つ
グッズが充実しても、歯磨きのやり方が雑だと意味がありません。矯正医直伝の歯磨きのコツをまとめました。
歯列矯正の装置が取れたあとも続けてほしい内容です。取り入れてみてください!
3-1. 歯ブラシは濡らさない
歯ブラシを濡らすと泡立ちがよくなりすぎて、すぐ吐き出したくなりませんか?
唾液や歯磨き粉の成分は口の中に長く留まらせることが大事です。乾いたままの歯ブラシで磨きましょう。
3-2. フロスで掃除してからブラッシング
これは矯正を始めるまで知りませんでした。実際、フロスを先にやるとブラッシングもきちんとやる気になります。
歯ブラシとフロスだと、さぼりがちなのは圧倒的にフロスです。「面倒なことを先にやると後が楽になる」アレです。
3-3. 歯ブラシの持ち方
親指、人差し指、中指でペン持ちをします。これは矯正関係なく、よく歯科医に言われます。
そして力は入れない、やさしく磨くこと。1本の歯に対して数ミリ動かす程度でいいのです。
ワイヤー矯正をしている数年で、「やさしく磨く」マスターになりましょう。
3-4. 鏡を見ながら磨く
これは正直、時間に余裕があるときにしかできていません……
しかし不思議なもので、鏡を見ながらやるときちんと歯1本ずつに注意が向くのです。
「ここ磨けてるかな」という意識や「あ、なんか付いてる」など気づくものがあります。
頑張って毎日鏡を見ながら歯磨きしてみてください。
3-5. 斜め45度の角度で歯ブラシをあてる
矯正装置と歯の間に45度の角度で歯ブラシをあてると、磨き残しが減ります。
ブラケットがある箇所には、矯正用の歯ブラシやワンタフトブラシを斜めにあてて、小刻みに動かしましょう。